閉経前後5年の約10年間を更年期と呼んでいます。平均で50歳頃、初潮から40年くらいと言われています。女性ホルモンのエストロゲンの減少によって、様々な身体的、精神的な症状が出てきます。その症状は200種類以上と言われていて、多岐にわたります。
主に3種類。
ほてり、のぼせ、高血圧、ホットフラッシュなど血管の拡張と放熱に関する症状。
頭痛、冷え、疲労感、胃部不快感等様々な身体症状
イライラ、気分の落ち込みなど精神症状があります。
その中でも症状が重く、日常生活に支障をきたす症状を『更年期障害』と呼びます。
あまりに多岐にわたるので、何かの病気ではないか・・・と不安にかられてしまいますよね。
おススメは、まず、更年期日誌を付けて頂くことです。いつ どんな時、どんな症状があるのか、定時に体温や血圧の測定し、その日のお天気や前後にあった事柄、痛みの度合い、おりものや出血があるか、など可視化、数値化していくと、一番重い症状がなんなのか見えてきたり、パターンがあるのか、などいろいろ見えてきます。その後婦人科や、泌尿器科、循環器科、精神科など症状に合わせて、一度検査をして数値を確認してみるとよいですよ。
私は心配性で不安症(笑)で、体に症状が出やすいタイプなので、具体的に書くことにより、不安要素を一つ一つ解決していくようにしています。ちなみに私は関節の痛みの症状が結構でまして、それについても今後お伝えしていきますね。
次回は更年期の症状に似ている甲状腺機能低下症(橋本病)について書いてみます。