側弯症ピラティスは医学的解剖学、運動学に基づいて考案されたエクササイズです。側弯症のクライアントにピラティスを指導する上で、側弯症の原因や分類、解剖学、運動学を知ることは非常に大切なことです。その上で側弯症のクライアントを評価することで、必要なエクササイズの提供やキューイング（口頭指示）、タクタイル（触覚）をより効果的に行うことができます。

側弯症ピラティスは最低限のプロップでエクササイズすることができ、クライアントが自宅でも取り組めるセルフエクササイズとしても指導できます。また、イクイップメントによるアシストやレジスタンスによって、よりエクササイズの質が上がると同時に幅も広がり、側弯症の修正による効果も格段と良くなることでしょう。

側弯症ピラティスⅠでは、概要、評価、脊柱のワーク、胸郭のワークを行い、側弯症ピラティスⅡでは、腹部のワーク、股関節のワーク、肩甲帯のワーク、全身の統合を行っていきます。これからインストラクターを目指す方も、インストラクターの方のブラッシュアップにも活かせる内容です。